創業支援プログラム・第2期「Out of BOUNDS for Academia」説明会
About Out of BOUNDS for Academia
「About Out of BOUNDS for Academia」とは?ON&BOARDでは、スタートアップスタジオ機能を有しており、創業支援プログラムとして「Out of BOUNDS」を年数回開催しています。「Out of BOUNDS」というネーミングには、失敗を恐れずに、既存の枠組みに囚われることなく、次の世界と日本の社会インフラとなるスタートアップを共に生み出したい!というチームメンバーの想いを込めています。
その中でも「Out of BOUNDS for Academia」では、研究者の皆様が有する自らの発見や技術を、"次世代のスタートアップとして世界に羽ばたかせたい"という想いを込めたプログラムです。
本プログラムでは、①「研究者の方 (企業で研究されている方も含む)」だけでなく、②「経営人材として参画したい方」をそれぞれ募集しています。
この約3か月のプログラムでは、参加者の皆様の研究成果を事業化するためのビジネステーマを研究者の皆様とON&BOARDが共に生み出し、事業仮説の検証・構築、事業計画策定まで伴走します。一定の事業解像度に達した場合には、必要に応じて弊社が出資させていただいたうえで、ボードメンバーとして参画し、適切な経営人材とのマッチングを行うことも可能です。もちろん、テーマを持ち込んで頂いても構いません! 持ち込まれたテーマに対しても我々メンバーがしっかりとメンタリングしていきます。皆様の研究が世界を変える力となることを全力で支援致します!
Merit
プログラムに参加するメリット研究者/経営人材共通のメリット
有望な技術シーズや事業テーマに対していち早く出資
本プログラムでは、検証進捗の状況や事業仮説の解像度に応じて、ON&BOARDから積極的に出資オファーをさせていただく想定をしており、リスクマネーの獲得を通じた迅速な事業成長を見込むことができます。
また、弊社の広範な投資家ネットワークの中から適切と考えられる投資家をご紹介することもできますので、投資家との繋がりが不足していると考えられている方にとっても良い「ご縁」をご提供させていただきます。
確かな実績を誇るプログラムで、
安心して成長を目指せる
Out of BOUNDSは社内で定期的に行っていくようなプログラムで、実際に第一回プログラムでは21人ほどのビジネスパーソンの方にご参加頂き、弊社キャピタリストとの壁打ちやディスカッションを通じて、実際に出資オファーを出させて頂いた参加者も複数ございますので、効率的にご自身の技術の社会実装や技術シーズの探索を実施頂けます。
スタートアップに関する知識に対しても、ご不明点あれば相談にも乗らせて頂きますし、社内メンバーによる講義も予定しております。
本業を続けながら検証を進める、
起業リスクを最小限にする仕組み
本業を続けながら、検証を進め、当社内で事業基盤を整えたのちに、起業をするというステップで進めるため、起業リスクを最小限にすることが出来ます。
また、Facebookの創業初期のように受託開発などキャッシュカウとなる事業を持ちつつ、新規性の高いテーマを探している起業家が検証する場所としてもピッタリです。
研究者のメリット
研究内容・シーズをもとに事業性のある有望テーマを
共に探索、選定できる
プログラム内では、研究者のみなさまの持つ技術や過去の実績をもとに、有望テーマを選定するところから始めることができますので、経営に関する知識がない方でも取り組むことができます。事業テーマによっては専門領域に関する知見が足りておらず不安になる方もいるかと思いますが、不足するノウハウを補えるようなチームを共に作っていくところから始めることができます。
ON&BOARD内には、日本初グローバル・大手IT企業で事業開発等経験者、数千億円規模でのスタートアップのエグジット経験を有する現役の社長、戦略コンサルタント、多数のトラックレコードがあるベンチャーキャピタリスト、プロダクトマネージャー、エンジニア、AI研究者、弁護士、薬剤士、公認会計士、採用・人事、組織作り等の専門家、ディープテック企業のCTO・エグジット経験者、等がおり、創業に必要なリソースを提供します。
経営人材を探すことができる
研究者の方が、ご自身の技術シーズを社会実装していく中で経営人材の確保やチーム組成が論点となる場合が多いかと思います。本プログラムでは、経営人材も募集しており必要な人材をマッチングしたり、一定の事業解像度に達したテーマに関して社内キャピタリストがハンズオンでチーム作りから伴走支援することもできます。
ボードメンバーとして
社内キャピタリストが参画
本プログラムでは、経営人材の募集も行っておりますが、一定の事業解像度に到達しながらも適切な人材が見つからなかった場合には、弊社のキャピタリストがボードメンバーとして参画し経営の実務に関与することができます。キャピタリストが事業戦略立案、資金調達や補助金、事業運営までをサポートし、創業期の重要な局面での伴走支援を行っていきます。場合によっては、弊社のもつ海外ネットワークを活かして、創業初期からの海外展開支援を行っていきます。
経営人材のメリット
有望な技術シーズを探索できる
プログラム内には、様々なバックグラウンドを持った研究者の方が参画される予定です。キャピタリストが事業側の立場から見て、市場ニーズにマッチしているような技術シーズを紹介致しますので目利きに不安を持つ経営人材の方でも安心してプログラムに参加頂けます。
もちろん、経営人材の方が自ら技術シーズを探して頂き、チームを組成頂くことも問題ございません。
大学以外のシーズも探索できる
今回のプログラムの募集については、単に大学における研究者を募集しているだけではなく、企業等で研究を行っている研究者も募集しております。このような方は、既に事業側視点からみてニーズがある研究をしている場合が多く、社会実装の蓋然性が高いことが想定されます。また、アカデミア視点のみではなく事業視点も同時に持ち合わせた研究者が多いため、経営人材の方とよりマッチする可能性が高いものと想定されます。
Hot Business Theme
支援チームが注目しているホットな事業テーマ宇宙領域(地上~大気圏領域の技術、衛星領域、深宇宙探索等)
宇宙領域は日本が培ってきた製造業領域における技術力の横展開が可能であるうえ、地政学的にも実証実験がしやすい立ち位置におり、日本発・世界で戦っていける可能性がある有望な領域。国内でもispace、astroscale、GITAIなど先駆者が次々と現れていることもあり今後の成長が期待される。
新型エネルギー(例:核融合、高温ガス炉、SMR)に関する事業化
既存資源の枯渇リスクや、脱炭素に向けた新しいエネルギー方策が求められるなかで、原子力の活用は避けて通れない一方、安全性の面で引き続き課題は残る。そこでより高い安全性を有する高温ガス炉(HTGR)など次世代の原子力発電の開発に注目が集まっており、実際に海外でも政府による支援や社会実装の取り組みが始められている。
食糧生産における技術革新
地球人口の増加と気候変動が進み、世界的にも持続可能な食料生産の革新が急務となる中、海外では垂直農業のPlentyやAeroFarms、代替食品のImpossible Foodsなど、次世代農業に取り組むスタートアップが急成長している。日本は食料自給率が低く、農業人口の減少・高齢化が進展しており、限られた資源で効率的に食料を生産する技術開発がより一層求められている。
人工臓器・バイオプリンティング
臓器移植のドナー不足は深刻な問題であり、バイオプリンティング技術は再生医療分野でも達成すべき目標である。海外でもOrganovoという企業がNASDAQ上場を果たしている反面、日本国内には競合は限定的であり、スタートアップとしての参入が期待される。
Support Members
Out of BOUNDSを支援するサポートメンバー松原 仁
京都橘大学 情報学教育研究センター長
ON&BOARD Advisor
上場企業の現役CTO
小林 宏彰
UTEC パートナー
木村 亮介
ライフタイムベンチャーズ 代表パートナー
経済産業省J-Startup推薦委員
深津 幸紀
(株)ファストトラックイニシアティブアソシエイト
松田大輝
法律事務所ZeLo 弁護士
Schedule
プログラムの流れエントリー/選考期間
<研究者>
- Ph.D保有者
- Master以上かつ企業での研究開発経験3年以上
- その他独自性のある特許、学術論文を発表した者
- 理系人材
- 新しいチャレンジをされるシードSU
<経営人材>
deeptech系のスタートアップを起業されたい方
- 事業開発経験5年以上
- MBA保有者
- コンサル等でのPM経験者
- 海外駐在経験者
- CFO経験者、CPA、公認会計士
- CMO経験者
- 起業経験のある方
キックオフ・プログラム開始
採択決定後、プログラムのキックオフおよび懇親会を開催します。
日程は12/19(木)19:00 - 20:30、場所は都内にて開催予定です。
適切な事業テーマの発見・ブラッシュアップ
チーム作り・顧客・biz側へのインタビュー
必要に応じて、プロトタイプ制作・開発を行います。
事業計画策定&最終報告会
Offer Detail
募集/エントリー詳細- 第1回:プログラム概要
-
- 1ヶ月目:適切な事業テーマの発見、ブラッシュアップ
- 2ヶ月目:チーム作り/顧客、biz側へのインタビュー
- 3ヶ月目:事業計画の策定、最終報告会
- ステージゲート方式で進行
- 応募期間
- 2024年10月22日から2024年12月16日まで
- 応募条件
-
<研究者>
- Ph.D保有者
- Master以上かつ企業での研究開発経験3年以上
- その他独自性のある特許、学術論文を発表した者
- 理系人材
- 新しいチャレンジをされるシードSU
<経営人材>
deeptech系のスタートアップを起業されたい方
- 事業開発経験5年以上
- MBA保有者
- コンサル等でのPM経験者
- 海外駐在経験者
- CFO経験者、CPA、公認会計士
- CMO経験者
- 起業経験のある方
- 提出書類
-
<研究者>
- テクニカルピッチ
- 特許、ライセンス
- 論文、受賞歴
- 研究内容:過去の書類あれば流用OK (要旨)
- 検証したいテーマ
- 職務経歴書
- プログラムを通じて達成したいこと
<研究者>
- 職務経歴書
- CEOとして参画したい研究領域と参画できる理由 (経歴等)
- テクニカルピッチ
- 採用に向けたフロー
-
- 採択次第順次報告します。
- 経営人材の方は研究者とマッチングし次第ご連絡致します。今回の募集に限らずお声かけさせて頂く場合もございます。
- 進め方について通過者の方に個別に連絡します。
FAQ
- Q.チームでの参加は可能でしょうか?
- 可能です。
- Q.経営スキルがないのですが問題ないでしょうか
- 弊社がボーディングメンバーとして参画し共同創業したり、適切な経営人材とのマッチングを行うので問題ございません。
- Q.私の研究内容だと事業性がないように思えますが参加可能でしょうか?
- ご自身の研究内容に寄り添った適切なテーマを提供し、一定の事業解像度を得た場合には、それに必要なメンバー集めも伴走支援も致します。また、生産技術開発や市場獲得に向けた調査を行うPCAフェーズや量産技術の開発や商用化のための実証を行うDMPフェーズのみではなく、基盤技術の研究開発やその方向性を決定するための調査を行うSTSフェーズも積極的に募集しております。
- Q.起業するには、給料や生活面のリスクがありませんか?
- 本プログラム中は本業を続けながら検証を進め、プログラムを卒業後、成功確度が高まったタイミングで資金調達を行い、起業というステップで進めるため、リスクも抑えられます。
- Q.プログラムはどのくらいの期間でしょうか?
- 約3ヵ月のプログラムになります。プログラム中は、月20〜30%ほどの工数を副業的に確保ください。月の労働時間を160時間とした場合、32~48時間程度を想定しています。
- Q.事業アイデアはまだありませんが応募可能でしょうか
- 可能です。社内キャピタリストが適切な事業アイデア探しのサポートを行います。
- Q.プログラムに参加した場合、参加費が掛かりますか?もしくは、給料は貰えますか?
- 参加費、給料はありません。当社からは、起業に必要なノウハウを無償で提供いたします。